天ぷらや揚げ物などの廃油は、化成ソーダ(水酸化ナトリウム)を加えて反応させると  
石鹸として再利用することができます。
これに米のとぎ汁EM発酵液やEM−xセラミックスパウダーを混ぜると、反応速度と
抗酸化力がアップして、洗濯や肌に優しい良質なEM廃油石鹸として使用できます。
また、EM石鹸を使用した排水は
水を浄化する力があります。



食品廃油リサイクル石けんの作り方
(牛乳1gパックを型にして4本分の分量)
                        材料
     米のとぎ汁EM発酵液(上澄みを使用)・・・1リットル
      (EM活性液や
EM天然アルコール※作り方は下記を参照 でも可)


     EM−Xセラミックスパウダー・・・100g

     苛性ソーダ・・・500g

        (劇薬なので、薬剤師さんのいる薬局で購入できます。購入の際は印鑑が必要です)


     廃油 3.3リットル (1回使用などの新しい油の場合、古い油をブレンドしてください。
       ※逆に汚れすぎの場合は新しい様な油をブレンドしてください。)
       ※オリーブオイルやアーモンドオイルなどをブレンドして利用してもよいのですが、
        少々古くなった油の方が固まりやすいようです。 また、酸化しすぎたものはニオイが
        残ったりして脂臭い石けんになってしまう事があります。

        
※油によっては鹸化率を計算して材料を配合します。
         新しい油でこだわりの石鹸を作りたい場合等は参考にしてください。
 

     牛乳パック・・・洗って乾かしたもの・・・プリンなどの型などでもかわいい石けんができます

     ポリバケツと菜箸 または30〜40cm位の棒

     ゴム手袋
・・・化成ソーダが肌に触れないように注意!

            
油  セラミックパウダー 苛性ソーダ EM活性液 牛乳パック ポリバケツなどの容器

撹拌用の棒など

                      作り方
                        
     【作業の前に】
       まず、換気を良くする為に部屋の窓などを開け、苛性ソーダが直接肌に触れないように
       手袋や長袖で作業する。


      米のとぎ汁EM発酵液の上澄み液1リットルとセラミックスパウダー100gを入れ、
        キャップを閉めて振り混ぜる。

      苛性ソーダ500gをポリバケツに入れる。(軍手やゴム手袋をして作業してください。)
 
      Aのポリバケツに米のとぎ汁発酵液を少しづつ入れて反応させる。 
       ※白い蒸気が立ち上り、発熱します。蒸気は吸い込まないように注意!
         もし手に付いた場合はヌルつきが無くなるまでしっかり洗い流してください。

      棒でかき混ぜて苛性ソーダをしっかり溶かす。

      苛性ソーダがとけたら廃油3.3リットルを入れる。

     棒でかき混ぜる。(15〜30分混ぜ続ける)

      
※気温・湿度・油に状態によっては早く固まる場合があります。
      
トレースが出てマヨネーズ状になったらかき混ぜをやめる。

      牛乳パックに入れる。必ずゴム手袋をする。
       固まるまで倒れないように固定する。

      牛乳パックを時々押してみて、おモチくらいの固さになったら、ゴム手袋をして包丁で切る。
       
6時間から4日位で固まります。

      包丁で切り分けて風通しの良い日陰に
1ヶ月以上置いてから使用する。
       
※作りたてはアルカリ性が強く肌荒れするので1ヶ月寝かせてから使います。

                
さらに香りをつけたりして楽しむ

炭の粉を混ぜて 炭石けん   
 
抹茶を混ぜて 抹茶石けん
 
好みのアロマオイルを加えて
 
ハーブやクレイなどを加えて
 
型を工夫したり、楽しみ方はいろいろ
・・・・
プリンの空容器やお菓子の空き容器などでもかわいいのが
つくれるよ! バットに平らに固めて抜き型で抜いても・・・
 
EM天然アルコールの作り方
 材料
   
ご飯・・・  どんぶり1杯(約1合を炊いた程度の量)
  
 ※みかんの皮などでもよい
EM1またはEMW
・・・  50ml
・・・  2リットル(水道水の場合は1昼夜汲み置きして塩素を除去する)
ペットボトル・・・  1リットル3本 または2.7リットルのもの
      ガラス容器などは使用しないでください。発酵して膨張することがあります。
じょうご・・・あれば便利



 
作り方
 ペットボトルにご飯・水・EMを入れて栓をし、良く振って混ぜる。
   
 暖かい場所で1ヶ月程度寝かせると甘酸っぱいニオイがしてきて出来上がり。

  
※天然アルコールを米のとぎ汁発酵液の変わりに使うと早く鹸化(固まる)するようです。


鹸化価と 鹸化率

1gの油が石鹸になる為に必要なアルカリ(苛性ソーダ)の量の事です。

まず、下の表にある鹸化価とは、
油脂1?を液体せっけんにする時に必要な苛性カリのグラム数の事です。
固形石鹸を作る時に使い苛性ソーダの分量はこの数値より換算します。
固形石鹸を作るときに必要な苛性ソーダの量は
鹸化価×40÷56.1÷1000=油脂1gに対する苛性ソーダの量(g)

鹸化率とは油脂を鹸化させる苛性ソーダの割合です。

※上記の計算式で算出される苛性ソーダの量ですと鹸化率100%になりますが
苛性ソーダの量が多いと石鹸の中に苛性ソーダが残り、少ないと油脂が残ります。
同じ油脂でも微妙に鹸化率が違い、苛性ソーダが石鹸の中に残ると安全ではありません。
苛性ソーダが石鹸の中に残らない様に苛性ソーダの分量を減らすとより安全です。
苛性ソーダを減らすことで石鹸の中に油脂が残り、その量によってしっとりとした
石鹸が出来上がります。
鹸化率90〜95%・・・さっぱりタイプ
鹸化率85〜89%はしっとりタイプ
※85%未満になると柔らかすぎる石鹸になり、使いにくくなります。

苛性ソーダの分量を減らしたり、撹拌時にトレースが出できた後に
オイルを少し足して石鹸に鹸化しない油脂を残すことを
スーパーファットと言い、好みで工夫して加減します。


主な油脂の鹸化率

油脂名  鹸化価  油脂100g当たりの
苛性ソーダの量 
備考 
 ココナッツオイル 258  18.4g  石鹸が硬くなり、泡立ち・洗浄力を良くするが
洗浄力が強い為、肌を乾燥させる。 
 オリーブオイル 191  13.6g  オリーブオイル単品だとトレースに時間がかかる 
 パームオイル 203  14.5g  石鹸を硬くする 
 パーム核油 249  17.8g  冷水でも良く泡立つ石鹸ができる 
キャノーラ油  187  13.3g  保湿効果がある 
 コーン油 193  13.8g  安価 
 ヒマワリ油 190  13.5g  保湿効果がある 酸化しやすい 
 ベニバナ油  190 13.5g  保湿効果がある 酸化しやすい 
 ホホバ油 92  6.6g  浸透性がある 人に皮脂に近い 
 グレープシードオイル 188  13.4g  薄い緑色になる 軽くてさっぱりしている 
 スイートアーモンド油 194  13.8g  栄養素が豊富 肌を柔らかくする 
 小麦胚芽油 185  13.2g  小麦のアレルギーに要注意! 
 マカデミアナッツ油 195  13.9g  パルミトレイン酸を多く含む 
 椿油 193  13.8g  シャンプー向き 他の油とブレンドして使用する 
 ローズヒップオイル 190  13.5g  酸化しやすい 
 大豆油 192  13.7g  硬い石鹸になる 
 太白胡麻油 191  13.6g  薄いピンク色の石鹸になる 
 米ぬか油 188  13.4g  保湿効果 トレースが早い ビタミン・ミネラルが豊富 
 アボカドオイル 133  18.62g  ビタミンを多く含みベビーソープ向き 
 ココアバター 201  14.3g  皮脂のカバー力 硬く崩れにくい石鹸になる 
 シアバター 178  12.6g  紫外線予防効果 
 アボカドバター 186  13.2g  髪と皮膚に潤いを与え、自然な紫外線防止効果がある 
 レッドパームバター 199  14.2g  オレンジ色は天然カロチンで傷を修復する作用がある 
 ラード(豚脂) 198  14.1g  保湿・泡立ち・硬さのバランスがとれている 
 牛油 196  14.0g  すごく硬い石鹸になる 脂肪の臭いがあるが安価 
 馬油 200  14.3g  不飽和脂肪酸を多く含み、肌に浸透しやすい 
 バター 196  14.0g  きめ細かい泡立ち 
 蜜蝋 91  6.5g  硬く溶けにくい石鹸になる トレースの時間が短い 
植物性ステアリン酸  197 14.2g  溶けにくく、泡に持続性がある 
 植物性ミリスチン酸 245.7 17.5g  泡立ち良く、溶け崩れにくい 

同じ油でも、メーカーなどによって鹸化率が微妙に違う場合があります。
水分はオイルの30〜40%を目安にします。

◆トレースが早くなる添加物◆
尿素・ミリスチン酸3%・ 廃油10%〜 ・
酒粕のようにアルコールを含んだオプション・
人参インフューズド・ ヨーグルト


◆インフューズドオイル(抽出オイル)の作り方◆
オイルに好みの乾燥ハーブや乾燥野菜を入れて作ります。

@300〜500ccの広口ビンにハーブを半分ほど入れる。
Aオイルをビンに入れて振っておく。
B日当たりの良い場所で2週間ほどで出来上がり
C濾して使用する
ミント・カモミール・ローズマリーなど

◆酸化しにくい石鹸を作る◆
熟成に酸素は関与しないので出来るだけ遮断します。
型入れしたら、ラップをして空気を遮断して酸化を防ぐ
余剰油は残さない
金属はなるべく使用しない